相続への想い

 最近、長年解決ができない状態の相続の解決を依頼されることが増えています。

 現在取り掛かっている案件では、兄弟間相続で被相続人には10人程の兄弟姉妹があり、その多くが南米に渡っていて、数次相続や代襲相続が重なり、何度も弁護士や司法書士などの専門家に依頼したものの、今まで解決できなかった案件です。

 次に、解決してから1か月程度の案件では、一人住まいの借地人に相続が生じ、その相続人の中に生まれて間もなくアメリカ人の養子に出され、行方が分からないままの子供がいた事例がありました。

 空き家のままで数年が経過し、市や周りから危険であると解決が求められていた中で、1年がかりでこの子供を探すことができ、解決ができたケースになります。

 1年前には、後妻に入った中国人の方が、先妻の子との遺産分割未了のまま帰国してしまった案件で、不在者財産管理人を選任できる資料を中国の現地に照会して集め、遺産分割審判で解決できた例もありました。

 2年前程になりますが、お父様が亡くなった相続で、前婚の子供がいて、既に亡くなっていたお母様も生前全く知らされていなかったため、子供たちは初めて義理の姉の存在を知って驚き、慌てて事務所に相談に来られた案件がありました。本件では、相手方へ連絡を取り、無事遺産分割を完了することができました。

 数年前には、25人の共有者から土地を先代が購入したが、登記未了のままで数十年が経過していた件で、戸籍の調査の結果、共有者の相続人が255人にまでわたっていました。この案件では時効を登記原因とする共有持分の移転の訴訟提起で解決しました。

 これらの案件は、相続案件のほんの一部であるが、登記や訴訟に関する、司法書士の持っている知見を総動員することで、やっと解決できた例になります。いずれも解決できた時の達成感は何事にも代えがたいものがありますし、依頼者から感謝されることも喜びになります。

 司法書士は国民に最も身近な法律家である、と言われていますが、これを実感できることが、長年放置された難しい相続を解決する醍醐味でもあります。時間がかかる案件も多く、解決が見えにくい案件もありますが、今後とも使命感をもって業務に邁進する所存です。

司法書士法人山口事務所 代表者社員 山口達夫


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